妄想力は無限大 別館

家族と食とゲームと妄想と。時々面白い話を心がけて。

マクドナルドは僕の味方で家族の敵。信用を回復させる事の難しさ。マック軍!頑張れ!マック軍!


お盆とか祝日とは無縁のサービス業である。

夜勤明け。

奥様と子供達は実家に居る。

 

帰ってもご飯は用意されていない。

そんな時にコンビニや深夜まで営業している飲食店は本当にありがたくも『日本人働きすぎ』と思う。

 

マクドナルドも24時間営業になって何度助かったか数えきれない。頻度は多くないけど『マック開いてるし』と思うと空腹もなんのそのだ。

マクドナルドはいつも僕の味方

 

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帰ってご飯が無い。コンビニ弁当飽きた。その次に候補に挙がるのはマックだ。

僕とマックの歴史は長く、切っても切り離せない。

 

小さい時に父親に連れられて食べたハンバーガーはピクルスのせいで大嫌いから始まる。

 

少し時が経ち、転校したばかりの小学6年生。茨城県牛久市の駅前にあったマックと出会う。

友達が居なかった僕は友達を作るきっかけが欲しかった。

『マックでポテトを買って当りが出るとポテトもう1個だったよ!』

そんなキャンペーンがある事を必死に伝えて休みの日に一緒に行く約束を取り付ける。

 

当りが出てワイワイ。2連続当選の「神の運」を発動させ『お前すげぇな!』の賞賛は仲良くなるには十分だった。

 

 

そこからマックはいつも僕の味方になってくれた

 

中学時代は友人達とコーラをテイクアウトするのが流行ったし、彼女とケンカした日はシェイクを奢れば機嫌が良くなった。

 

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高校時代はコーラとポテトさえあればマックには迷惑な客で居続けられたし、デートでお金が無い時なんかはマックのポテトを半分個すれば青春を謳歌出来た。

 

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20歳前にアメリカに「単身で留学」という名の「ただ行っただけ」の時のマックの看板は尋常じゃない程の安心感をくれた。

 

奥様と行ったハワイ・グアム・ラスベガスで『海外で困ればマック』は夫婦の共通の合言葉だ。

 

頼むのはいつも「ダブルチーズバーガー」日本でも。世界でも。

 

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いつだってマックは僕の味方で僕もマックの味方なのだ。

マクドナルドは家族の敵

 

親になった。

そう。僕は親になったのだ。

 

長女が小さい頃、何度かマクドナルドに連れて行った事がある。

外食特有の濃い味付けのせいか食い付きは良くなかった。

 

『好き嫌いもあるからしょうがない。俺は好きだけど子供が食べないんなら。』と少しばかり遠ざかっている間。

 

ポテトの油がどうのこうのやハンバーガーが腐らないだの情報弱者全開で足が益々遠のく。

真偽を確かめようとせず、聞いた話だけで判断する情弱の鑑のように。

 

そこへ例のチキンマックナゲットのニュース。

 

取引先企業の失敗・失態であろうがなんだろうが、結果「マックが提供していた」事実は消える事なく、親としては『2度と子供を連れて行けない。』

 

家族の敵になってしまったのだ。

 

僕が何気なく『マックにしようか?』なんて言っても冗談としてしか受け取られない程の敵に。

 

悲しいけど1度あった衝撃的な事実の記憶は味方の僕でさえも消せないんだ。

信用を回復させる事の難しさ

 

今、マックは頑張っている。

偉そうだけど味方の僕はそう思っている。

 

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件のニュースから原材料・原産国・アレルギー情報を公開するようになった。

前からしてたかもしれないけど、より分かりやすく、丁寧に。

 

僕はそれを見るし、最近またよく食べるようになった。

今でも「ナゲット」や「鶏肉」だけは遠慮してるけど。

 

それでも。

それでも大手企業であるマクドナルドが信用を回復させる為に尽力しても奥様の信用は回復しない。

 

子供達もどれだけ魅力的なハッピーセットでも『いらない』の一言。

 

マクドナルドのこれ以上ないくらい信用回復に向けての尽力も届かない。

 

一度、底まで落ちた信用を信頼まで回復させるのは異常に難しい。

特に外食などで他に選択肢がある場合は尚更に。

 

足を運んで貰わなければアピールも伝わらない。

 

悲しいけどこれがある地方の1家族の現実。

フィナーレ

 

僕は営業マンで事務仕事もするし接客だってする。零細自営業の次男坊だ。

 

一度ミスして失墜した信用の回復は尋常じゃない程、気を使う。

直接的な我が社のミスでなくても任されている限り全責任を持つ。

零細だろうが仕事を頂いてる以上全力だ。

 

そんな個人レベルの内容と比べるのは烏滸がましいけどマックも確実に頑張っている。

 

その頑張りがいつか僕が安心して「ナゲット」を食べれるように。

その頑張りがいつか家族が安心して「マック」を食べれるように。

 

そう願うばかりである。

 

だから今は敵にまわってしまった家族から隠れて僕の味方であるマックのフィレオフィッシュを食べながら応援するのである。

 

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東京ローストビーフバーガーは食べてないけど頑張れマック軍!

 

それでは

ん~!良い人生を!