日本も広いから日本国内でも色んな出身地のハーフ・クォーターが存在すると思う。
全然関係ないけど、私の家族を紹介したい。
思い立ったが吉日。
出身は産まれた土地、育ちは幼少期から思春期・青年期、在住は現住処。
父:神奈川出身、関東育ち、広島在住。親戚は関東のみ。
母:広島出身、大阪育ち、広島在住。親戚は広島、関西。
兄:広島出身、茨城・広島育ち、広島在住。
私:広島出身、茨城・広島育ち、広島在住。
妹:広島出身、茨城・広島育ち、兵庫在住。
父は一貫して関東の方言で、母は親戚と話すと関西弁になる。
兄妹はバリバリの広島弁。
本日は特に母。オカンについて語りたい。
※予め断っておきますが大阪のおばちゃん達を敵に回す意図はありませんのでご理解の程を宜しくお願い申し上げます。※
私のオカンは凄い人だ。
何が凄いってまず無敵。人の意見は一切聞かない。一度思い込んだら曲げない。
強い言葉には強い言葉で返す、強い態度には強い態度で返す超合金の精神の持ち主だ。
超絶マイペース。
人の都合は関係無い。伝えたい事があれば一方的に電話してきて終わりの無い話を始める。無下にすれば捨て台詞を残して電話を切る。
そしてまた次の日に同じ内容で怒りをぶつけてくる。
一番厄介なのは自分が常に一番正しいと思ってる所。
『お父さんが悪い。お兄ちゃんが悪い。』話をよく聞くとお互い様としか言いようが無い事でも『オカンも悪いよ?』の一言は絶対に飲み込まない。
『優しさには優しさで返ってくるんだよ?』の一言にも
『優しくされたら優しくする!だから優しくするように言って!!!』が決め台詞。
優しい言葉には滅法弱い事を知らない一緒に住んでいる父は苦労していると思う。
『いつもありがとう』とさえ伝えれば義理人情に厚い母なのに。父は不器用な人。
オカンの名誉の為に書いときますけど『人は鏡』の言葉通りに物凄く素直な人なだけです。人の反応に。
怒りには怒りで対抗してきて、優しさには優しさで返す自分に正直な人なのです。
そんなうちのオカンは大阪のおばちゃん。
うちのオカンの最大の特徴として論点のすり替えが得意技です。
零細企業にもプチバブルの頃がありました。
あったけど入ってきたら入ってきただけ使ってた。オトンとオカンが。
オカンは昔の感覚が未だに抜けないので現役の兄と私から釘を刺されます。
母:『お父さんが使えって言うから使った。』
からの
母:『稼いでこないお前たちが悪い。』
に変わり
母:『だから私が稼ぐ。お好み焼き屋を開こうと思う。出資しなさい。』
商売する事自体に反対は無いけど無計画過ぎるのでいつも笑ってお断りする。
そして話は流れる。
見事だ。
こないだもお盆の時に兄妹3人がかりで
兄:『ご飯まともに作ってなかったよね。店屋物ばっかりだった。』
からの
母:『あなた達が食べないからじゃん。美味しいの作ってたのに。全然食べんかった。』
追撃で
妹:『おふくろの味を知らない。カナシス。』
母:『ご飯炊いておかずは用意してたでしょ!美味しいの!』
とどめのつもりの一撃
私:『思い出にあるのは三越のシュウマイと鍋かな。3日連続鍋はしびれたよ。色んな意味で。』
母:『シュウマイ美味しいよね!また買ってくるね。』
母:『皆でデパートに行こうか?孫も居るし!』
すげぇぞオカン。
こんな事がしょっちゅう。
普段、特段気にもしない、いつもの光景だったのですがこんな曲の1フレーズを思い出して。
アッ!!!!!
わっ、ちょーオバハン、割り込むなよ おまえ足踏んでる、
痛い痛い痛い、痛いて、おまえ
「兄ちゃん、毛ー長いから女の子かと思たやんか、もーよー言わんわー」何言うとんねん、このオバハンは
ウルフルズ:大阪ストラットの歌詞より引用
割り込んできて足を踏んでおいてからの謎理論で決着を図る。
論点のすり替えだ!
私の大阪のおばちゃんのイメージはこの歌の影響だ!
これを長い間オカンと重ねてしまっていたのか!納得!
大阪のおばちゃんは話のすり替えが上手いんだなぁと長い間思っていた謎が、今、解けた。
単なる思い込みだった!!!
余りに大阪のおばちゃんのあのフレーズとうちのオカンがマッチしていただけだった。
思い込みって凄いって実感した。ただそれだけのお話。
それでは
ん~!良い人生を!
全大阪のおばちゃんへ。
一括りにしてごめんなさい。