2017年12月29日。
平成29年の最後の29日。ニク年のニクの日。
「キン肉マンジャンプ」なるものが発売されていた。
少年時代に熱中したキン肉マンが復活して連載されているとは知っていたが私の情報は「キン肉マン2世」で止まりキン肉マンからは完全に遠ざかっていた。
だが。
私が知らない所でキン肉マンは大いに盛り上がり、36巻で終結した「はず」のコミックは驚く事に続巻として61巻まで刊行されていた。
今。私は後悔している。
何故これを今まで読まなかったのか。
何故調べようともしなかったのか。
どれだけ絵心が無くてもキン肉マンだけは書けるジャンプが青春のほとんどだった私は多いに後悔している。
まず。
キン肉マンを過去にしか読んだ事が無い人に
『悪魔将軍とビッグザ武道が戦っているジャンプがある!』
と言えば衝撃の大きさは伝わるだろうか?
筆者である私は見た瞬間、手に取りレジへ走った。
ジャンプが550円もする事実などどうでも良く『早く!その縛ってあるヒモを切ってくれ!』と心の底から心の中で叫んだ。
『何故、悪魔将軍とビッグザ武道が戦っているのか!?』
『何故、悪魔将軍が金色に輝いているのか!?』
『何故、私の知ってる地獄の断頭台じゃないのか!?』
『何故!?』しか出てこない。
『ベストバウトTOP10~完璧超人始祖編~って何だ!?』
『読みたい!』としか思わない。
その全てが「キン肉マンジャンプ」の1冊に濃縮されていた。
この1冊のそもそものコンセプトがありがたい。
復活新シリーズはなかなか面白いらしい!
・・・でも今さら手を出しづらい!!?
そんな人のために!!
5分でわかる
頭に浮かんだ疑問達に1つ1つ答えてくれるように
ジャンプ時代の最終話の続きから始まる物語!!
驚きの完全なる続き物!
新たなる脅威は真なる完璧超人軍!!
そこに第三勢力の悪魔超人軍団が味方に!?
悪魔将軍も参戦!
明かされた超人界のルーツとは!?
悪魔超人のボスである悪魔将軍の参戦の理由!
かつて悪魔超人達を「悪役」としか見て無かった幼い頃のまま成長した私には驚きの展開でしかない。
ロビンマスクを倒したアトランティスの「新たな」戦いに興奮し
ウルフマンをバラバラにしたスプリングマンの雄姿に胸を熱くし目頭をも熱くされたのだ。
キンケシで「外れ」キャラ扱いだった悪魔超人達をここまで活かした作者の「ゆでたまご」先生の『全盛期は今!』との声は納得しか出来ない。
これ以上全部を読んでいない私が語るのは止そう。
続きはコミックスで。
続編の流れを知りたいのならこの1冊で良い。
まさしく5分で分かるキン肉マンの続編のストーリーが濃縮された『キン肉マン』ジャンプ ベストバウトTOP10 完璧超人始祖編は「おすすめ」の1言でしかない。
私が夢中になって読んでいた。
『アトランティスカッコよすぎるだろ!』
『地獄の断頭台が進化しただと!?鼻血が出そうだ!』
『ブラックホールがペンタゴンに!?』
過去のキン肉マンを知っている方なら読みたくてウズウズしているのではないだろうか?
そのウズウズは驚く事に「今」小学3年生の息子に響いた。
『悪魔将軍カッコイイ!』
『悪魔超人は他にも居るの!?』
『キン消し超欲しい!』
『コミックで全部読みたい!!!』
1983年キン肉マン対悪魔将軍戦。当時私が5歳。
リアルタイムで見ていたのはアニメ版だと記憶している。
そこから三十数年もの月日が流れたにも関わらず現代の少年を魅了する「キン肉マン」は親も子も楽しめる最高のマンガの1つだと言い切りたい。
特に「キン肉マン超人始祖編」は私が知っている悪魔超人が味方サイドで活躍し過去の名シーンをなぞらえた演出から目が離せない。
それを簡単に息子に説明し、目をキラキラさせながら『次は?これは?』と聞いてくる食い付きの良さは親子のコミュニケーションを円滑にしてくれるものとして信じて疑わない。
父親と息子の繋がり方の1つとして「キン肉マンの続編」は今年1番の発見かもしれない。
そして。驚く事に「まだ」続くのだ。
新シリーズは最初期の頃に出ていたティーパックマンやカレクック、ウルフマンが登場する。
これは「キン肉マンジャンプ」の最後の方に確実に載っている。
ティーパックマンやカレクックの末路を知っている私が初めて見る息子と一緒に「キン肉マンの続編」を見るのは今から楽しみで仕方が無い。
嬉しい事に「キンケシ」がリニューアルされて復活されている。
恐らく息子より私の方がハマるであろう事は想像に難くない。
2018年1月第4週にコンプするまでガチャガチャを回してる大人が居ればそれは私かもしれない。
それでは
ん~!良い人生を!