鶏皮はお好きだろうか?
その油の多さ、カロリーの高さから敬遠している方も多いかと思われる。
調理法も限られてレパートリーもそこまで多くは、ない。
作り方次第では簡単で、すごく美味しいのに。
そんな鶏皮を愛する筆者が、ヘルシーでパリパリで「美味しい鶏皮の作り方」を書き出しておく。
鶏皮せんべいや、鶏皮のカリカリ焼き、カリカリ揚げなど「レシピ名」が統一されておらず、正しい作り方なんて存在しないからこそ「鶏皮の美味しい食べ方の1つ」として全力で紹介したい。
鶏皮のまるで「せんじがら」のレシピ
用意するもの。
- 鶏皮800g前後(1人前200g前後)
- 塩
- コショウ(ブラックペッパーがおすすめ)
今回は約4人前となります。
作り方は至って簡単。
1.フライパンを中火で温める。
我が家は「鉄鍋」なので油を薄くひいておりますが「テフロン加工」されているフライパンではこの油さえ必要ありません。
2.温まったら火を中火「寄り」の弱火にします。
中弱火。電気コンロなら500~700W。
温度にして160度くらいでしょうか。
3.鶏皮を放り込む。
4.ほぐす。
5.待つ。
火にかけて3分くらいすると鶏皮から油が出始めます。
焦げ付かないように「軽く」かき混ぜましょう。
6.待つ。
火にかけて7分。油が全体に出始めます。
まだまだ待ちます。
焦げ付かないようにだけ見張りましょう。
7.待つ。
火にかけて13分。油がフツフツとなってきます。
まだまだ待つのみです。
8.待つ。
火にかけて20分。
ここからは「揚げる」感覚になります。
9.揚げる。
火にかけて25分。
大分縮まって、せんじがら「ぽく」なってきました。
この時間帯が一番、鶏皮同士や鍋にくっつきやすいのですが大丈夫。
鶏皮はくっつきやすいものです。
慌てず、全体が揚がるように面倒を見てあげましょう。
※テフロン加工なら問題ありませんが「鉄鍋」の場合は鍋底にこびりつきやすいです。ここで無理にはがそうとしなくても焦げないので安心してください。※
10.揚げる。
火にかけて30分。
完成までもう少し。
全体がこんがりキツネ色になるまで揚げます。
※鉄鍋の場合はここでヘラ等で鍋底にくっついた鶏皮をはがしましょう。火傷等には最大限にご注意を。※
11.揚げ終わり。
火にかけてから30分弱。
全体が「カラッ」と揚がれば取り上げましょう。
12.油をきる
13.塩をかける
ちょっと多目。
中さじ1杯くらいをかけてよく混ぜます。
14.コショウ(ブラックペッパー)をかける
コショウをお好みの量で。
我が家ではブラックペッパーをたっぷりかけています。
15.食べる
『美味しい!』
調理時間は30分弱と、手間が多少かかります。
かかりますが、労力に見合った美味しさは保証します。
- 香ばしく。
- パリパリ。
- 油っこさもなく。
- あっさり「なのに」ジューシー。
サクサクっとサッパリと何個でも食べれてしまう。
あなたの「おつまみ」に、お子さんの「おやつ」に。
鶏皮の旨みが「ギュッ」と詰まって、まるで「せんじがら」のように。
塩とコショウだけのシンプルな味付けなのに、噛む度に旨味が「ジュワ~ッ」とあふれてくるパリパリな鶏皮は1度食べたらヤミツキになる事をお約束します。
更に。
カリカリのパリパリにする事で「余計な鶏皮の油」は取らなくて良いのです。
こんなに鶏皮の油が抜けているのがその証拠。
『あっ。テフロン加工のフライパンを買おう・・・』
と決意した瞬間でもある。
そんな事は後回しにして。
ヘルシーでパリパリになった鶏皮を心地良い音を立てながら食べて、ビールで流し込めば最強のおつまみの1つとなる。
スーパーで鶏皮が安く買えた時でにも試してみてはいかがでしょうか?
手間はかかる。
かかるけど「安くて」「美味しい」まるで「せんじがら」な鶏皮は美味しいのです。
余った油は「鶏油(チーゆ)」の代わりとして使えば2度美味しいです。
この油でチャーハンを作っても抜群に美味しいのですが、それはまた別のお話。
即席ラーメンに少しだけ入れても美味しいけど、それもまた別のお話。
日持ちする「保証」は無いのであくまでも「鶏油(チーゆ)」の代わりとして、と覚えておいて頂ければ。
あなたがパリパリ鶏皮のファンになる事を願って。
それでは
ん~!良い人生を!