正史の「枠」を超えたドラゴンボール。それがスーパードラゴンボールヒーローズ。
原作とはかけ離れたストーリーが描かれた「カードダス」での物語。
その物語内での「オリジナルキャラ」がアドバージで、フィギュアとなっての登場。
2018年11月19日に新発売。
スーパードラゴンボールヒーローズ「アドバージ」
許容範囲と言うか。
筆者のキャパシティを「大きく」超えるキャラ達に少々戸惑い気味である。
それでも。
アドバージの最新弾ならば揃えたくなるのが筆者。
全力でレビューしていこう。
目次
スーパードラゴンボールヒーローズ「アドバージ」のレビュー
お値段は「1つ」が税抜価格500円。
税込価格で540円。
※消費税10%適用時550円※
スーパードラゴンボールヒーローズが8周年を迎え、今回は代表的な全5種がラインナップされている。
- 孫悟空:ゼノ(超サイヤ人4)
- バーダック(超サイヤ人4)
- カンバー(超サイヤ人)
- 仮面のサイヤ人
- ベジット(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)
代表する大人気キャラクター、と言われてもスーパードラゴンボールヒーローズをプレイしていない筆者にとっては、ドラゴンボール超で見たベジット(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)しか馴染みが無くて。
ベジットブルー。略してベジブル。
『ベジ「タ」ブルじゃん!?』と1人で興奮した事だけはハッキリと覚えている。
おっと。
レビューに戻ろう。
食玩らしくフィギュア1体と台座。ガム(ソーダ味)1個入り。
組み立てるほどパーツは細かくなく、簡単に完成する。
ガムは1個当り1.6g。カロリーは5kcal。
昔ながらのソーダ味のガムを美味しく「モグモグ」しながら完成を目指そう。
多くのキャラはデフォルメされた「大きめ」の頭部のせいで自立させるには、多少バランスが悪い。
安定させたいなら台座にハメ込むのが確実だ。
それでは個別にレビューしていこう。
-
孫悟空:ゼノ(超サイヤ人4)
『たまに見かけるけど、そもそもゼノって何だ!?』
- ドラゴンボール「ゼノバース」に関係しているのかと思ったら、密接な関係は無くて。
- スーパードラゴンボールヒーローズでは、ゼノの意味は「未知」「知らない」で。
- 一般的な意味では「異人」「外来の」「異種の」等みたいだ。
『なるほど、分からん!』
完全に自己解釈をするならオリジナルキャラの「名称」で、気にしたら負けで良いと思う。
理解しようとするからおかしくなる。
完全にオリジナルキャラの「孫悟空:ゼノ」を楽しめば良い。
そんな孫悟空:ゼノ(超サイヤ人4)のお姿がこちら。
『毛量が・・・すごいです・・・』
そう思ってアドバージ7の孫悟空(超サイヤ人4)と比べてみる。
『違う!髪の毛の色が濃いんだ!』
圧倒的な増毛感は色のせいだ。
顔がやや下向きな造形と併せて、孫悟空:ゼノ(超サイヤ人4)の方が「若干」大きいのもある。
見れば見る程、違いがあって。
- 悲壮感すら感じるクール過ぎるほどクールな佇まい。
- 使命感的な「何か」を抱えているような目。
- 語れる事の方が少ないように閉ざした口元。
その全てが、悟空の姿をした「どこか違う」別のキャラクターとして成立していて。
悟空なのに悟空「じゃない」造形は見事で。
知らない衣装を纏った悟空はひたすらに。
ただひたすらにカッコ良い。
アドバージらしい「作り込み」のクオリティも高く。
質感は最早、語る事がないほど見事で。
塗装ムラらしいムラも無く。
アドバージの弾が進めば進むほどクオリティは「着実」に上がっている事を実感できる仕上がりとなっている。
是非、あなたの目で悟空「なのに」悟空じゃない感を味わって欲しい。
間違い無く上がり続けているクオリティと共に。
-
バーダック(超サイヤ人4)
『せめて許されるのは超サイヤ人までじゃないのか・・・』
バーダックが超サイヤ人に「なった」あの1シーンは原作ではないとは言え、胸を打たれるものはあった。
『それがどうしてこうなった!?』
色々な過程をすっ飛ばして「超サイヤ人4」になったバーダックのお姿がこちら。
『違和感が半端ない!』
素直に。
素直に「新キャラ」として見たらカッコイイ。
フィギュアのクオリティについては一切の文句はなく。
- 超サイヤ人4らしい毛量も。
- 大猿の面影のある胸板も。
- 特徴的な赤いシッポも。
シンプルかつ洗練されたデザインで。
大猿の力を完全に自分のモノにした「力強さ」を見事に演出している。
「超サイヤ人4の新キャラ」なら溜息がでるほど素晴らしい仕上がりだと思う。
だけど。
そこにバーダックの顔がある事には違和感しか、無い。
分かってる。
完全にスーパードラゴンボールヒーローズの「オリジナルキャラ」だと分かってるけど。
バーダックらしく超サイヤ人4になった時のデザインはカッコイイ。
カッコイイけど何故か残る「モヤモヤ感」は拭いきれない。
そんなモヤモヤ感はあるけど、アドバージとしての仕上がりは最高クラス。
バーダック好きとしては「いくつもの葛藤」があるけどオリジナルキャラとして飾ろうと思う。
同じオリジナルキャラの孫悟空:ゼノ(超サイヤ人4)と共に。
-
カンバー(超サイヤ人)
『カンバーって誰だ!?』
このキャラこそ「スーパードラゴンボールヒーローズ」をプレイしていないと知らなくて。
完全に「スーパードラゴンボールヒーローズ」での新キャラで、オリジナルのキャラ。
名前の由来は「キューカンバー」、キュウリからである。
悪のサイヤ人
- その力は凄まじく、素の状態でスーパーサイヤ人ゴッドの悟空を圧倒して。
- 超サイヤ人に変身した瞬間から超サイヤ人3で。
- 先述の孫悟空:ゼノ(超サイヤ人4)とベジータ:ゼノ(超サイヤ人4)が合体したベジット:ゼノ(超サイヤ人4)と渡り合う強さで。
原作を圧倒的に超えるインフレ具合で、説明のつもりで書いていて筆者自身が混乱するという現象に陥っている。
その正体も何も、完全にオリジナルなキャラの「カンバー」のお姿がこちら。
『すまない、何の思い入れも無い。』
だから。
フィギュアとして、アドバージの最新作として素直にレビューしよう。
威風堂々。
好きな言葉で「知らない敵キャラ」を表現したくはないけど、サイヤ人らしく迫力のある佇まい。
超サイヤ人3らしくエネルギーが「迸る」髪の毛はクリアパーツで表現。
未だにドラゴンボールアドバージでは「未登場」の悟空の超サイヤ人3も収録されればこんなイメージになるのかと登場前から想像が膨らむ。
監獄惑星から脱出してきた設定の演出は素晴らしく、細部の破れや汚れ感が造形で見事に再現されている。
マスクや拘束具の細かい箇所の塗装までもきっちりと仕上げられていて、息が止まるほど。
全体のバランスも良くて。
サイヤ人の特徴であるシッポの質感は全力で眺める事をオススメする。
ただ。そのシッポを挿し込むのに長すぎる髪が少し邪魔で。
根気よく丁寧にシッポを挿して欲しい。
ツンツンの髪の毛に負けずに。
このカンバーが今後「スーパードラゴンボールヒーローズ」内でどうなっていくのか興味が湧き、ゲームをやってみようかなと思わされた。
カンバーすら超サイヤ人4になったら、さすがにドン引きしそうではあるけど。
このマスクが取れるまでは見届けたい。
そんな気分である。
-
仮面のサイヤ人
『知ってる・・・!バーダックが闇落ちしたやつだ・・・多分。』
ドラゴンボール「正史」のキャラを、オリジナルキャラにするのならこのくらい。
このくらいが「ベスト」だと思う。
- 大きくデザインを変えず、そのキャラ「らしさ」を残したまま敵に操られるとか。
- なれなかった姿に、知らない間になるのではなく。
- 別の要因で「強く」なって立ちはだかる。
そのくらいが「好き」である。
そんな仮面のサイヤ人のお姿がこちら。
『中二病全開!』
いくらでも台詞が思いつく。
だってオリジナルキャラ。
しかも自分で買ったフィギュア。
何を言わせたって良い。
- 『くっ!見たな・・・』
- 『ハッ!その程度か・・・』
『そんなに俺の顔が見たいか?』
いくらでも思いつく。
おっと筆者の妄想だけで終わらせたらダメだった。
アドバージとしての仕上がりは知っている限りでは、最高レベルかもしれない。
- 造形は息を呑むほど、美しく。
- 圧倒的にサイヤ人を、バーダックを、悪役を演出する立ち姿。
- 真横からの立ち姿は身震いするほど、カッコイイ。
画像でお届けしようとも思ったけど、仮面のサイヤ人の横から見た立ち姿は「あなたの肉眼」で見て欲しい。
見所はまだ他にもあって。
髪や肌の質感は、唸り声しか出ず。
特に、戦闘服の質感の再現は見事で。
アドバージ8で感動したベジータの戦闘服の再現度を大幅に上回り、
『もし。本物があったらこんな感じか・・・』とイメージ出来るほど。
旧型の戦闘服に思い入れがある筆者にとっては感涙ものである。
バーダックと分かる頬の傷を。
確信づけるバンダナを。
オリジナルキャラである証の割れた仮面を。
飽きるまでアドバージの世界観で浸りたい仕上がり。
-
ベジット(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)
『ヒーローズ産?』
ヒーローズの中「でも」人気なだけだよね?
過去にもアドバージで出てるよね?
違うの!?
早速、そのお姿を見てみよう。
ベジット(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)のお姿がこちら。
『あっ!道着の帯か・・・!色も・・・?』
良かった。
普通に語れる。
語りたい箇所は一杯あるけど特筆したいのはやっぱり髪の毛。
光に当てる事で「透明感」が出てゴッドらしさが一気に加速する。
更に。
角度によっても髪の毛は表情を変えて、ベジブルらしさを盛り上げる。
- その表情は不敵で。
- 余裕しか感じなくて。
- 原作最強のキャラクターが「ゴッド」になったら当然カッコ良くて。
いつまでも眺めていたくなる。
造形への不満は微塵もなく。
配色も『見事!』としか言えない仕上がり。
- 道着全体が落ち着いた色で。
- 帯の鮮やかな青で締めて。
- オレンジの挿し色も華やかで。
- 白い手袋とブーツが映えて。
- ポタラの金色がベジットらしさを演出して。
全ての色がクリアな青色の髪を盛り上げる。
『ヒーローズに行ってもカッコイイ!!!』
さぁ全ての紹介は終わった。
後は好きなように。
-
並べてみた
揃えてみると圧巻で。
オリジナルのキャラたちも悪くない。
嘘つきました。
『最高にカッコイイじゃないか!』
これはこれで「有り」どころか、良い!
たまには。
たまにはドラゴンボールのオリジナルのキャラクターたちで遊ぶのも。
原作のキャラたちにオリジナルのキャラを並べて飾るのも。
良いかもしれない。
最後に
レビューする前は、ベジットと孫悟空:ゼノ(超サイヤ人4)が楽しみでした。
眺めた結果は、仮面のサイヤ人に惚れました。
アドバージ屈指の仕上がりだと思います。
バーダック(超サイヤ人4)もアドバージとして「だけ」で見ればかなりの仕上がり。
主人公を差し置いて、魅力を放つバーダックの虜になりそうです。
あなたもスーパーの食玩コーナーやおもちゃ屋さんで見かけたら「仮面のサイヤ人」を手に取ってみてはいかがでしょうか?
その真横から見た仮面のサイヤ人の「立ち姿」に惚れる。絶対に。
それでは
ん~!良い人生を!