いらっしゃいませ。
「みょうが」の文字を打ち込む度に「みみょうが」になってしまって書く気が失せた者です。
皆さまはお盆はいかがお過ごしですか?
長期連休が取れて仕事が安定してる人は私の敵ですのでお帰りを。
このお盆で食べたもので嬉しかったのなんてバーベキューとみょうがだけだ!コノヤロウ!
あ、あと焼きなすびも美味しかった。
夏。
7~8月。
「夏みょうが」は奥様の実家の畑や畑から美しい川への斜面に生える。
買った事は無い。
『旬なものは旬な内に食べる。しかも取れたてを。』
これがどれだけ贅沢なものかは大人になって知った。
大人になってお米をスーパー等で買う事が無くなった私は現代の社会において勝ち組だと思う。ごめんね。
将来は私が自身で作る事になってるから相殺して欲しい。
さて、本題
大人になって分かる味がある。
大人になって初めて美味しいと思える味が。
今まで苦手だったものがある日突然美味しく感じる歳が必ず来る。
30歳でなすび。31歳でゴーヤ。33歳でアボカド。35歳でシソ。
私が通って来た道だ。
人によって違うだろうけど歳を重ねる毎に味覚の変化は起こる。
その代表格は「みょうが」だと思う。
20代前半で奥様の実家から頂いた「みょうが」は私の中では食べ物ですらなく、単なる「草」でしかなかった。
それが今では「みょうが」の季節になると奥様の家族の誰よりも「みょうが」を欲するのだから人生とは実に面白い。
みょうがの美味しい食べ方として薬味にする、他の薬味に混ぜ込む、徹底的に脇役なイメージは拭い切れないかもしれない。
だがしかし「みょうが」は主役になれる。
隣にビールでもあった時なんて最強の主役になれる。
「簡単で美味しい」最強格の主役のおつまみに。
作り方は文字通り簡単。
みょうが2~3本を千切りに切るのみ。
昔は草の匂いとしか感じなかったものが今となっては垂涎ものの香りだ。
ポン酢を多目に。
ゆずポン酢など香りが強いものは邪道でしかない。
「みょうが」の香りを楽しむ為には「ミツカン味ぽん」以外の選択肢は有り得ない。
『オラ興奮してきたぞ!』
『バクっ!』
家の中だ。ポン酢が口の周りに付く事なんか気にしてられない。
口に入れた瞬間、爽快な「みょうが」の香りは鼻から脳天までを一気に駆け抜ける。
『どうして私はこれが嫌いだった?』
自問自答を食べる度にするけど、どうでも良い。
噛む度にほんの少しの「えぐみ」と爽快な「清涼感」を持つ「みょうが」の美味しさは分かる人だけ分かれば良い。
文字通り『食えば分かる。』その代表格は間違いなく「みょうが」だ。
「みょうが上級者」にもなると2~3本では飽き足らずおかわりを要求する。
沢山食べると歯に残る何とも言えない「きすい」という方言は西寄りの広島弁の中でも的確な表現だと思う。
夏みょうがは7月から8月。
秋みょうがは9月から10月が旬。
実に4ヵ月もの間「みょうが」は旬で居てくれる。
「秋みょうが」の方が香りが強いのでみょうが初心者には「夏みょうが」でどんなものか知っておくと「秋みょうが」に備えられる。
スーパーでも「2本100円」くらいで買えるので旬の季節には話のネタでも良いから一度試して頂きたい。
食べずに敬遠してた30歳オーバーの人程、試して頂きたい。
美味しいと感じない若者は30歳過ぎたら歳を重ねる毎に挑戦して頂きたい。
私は胸を張って言う。
『みょうがの美味しさを知らないと1年の内の3分の1は損してる!』と。
どうしても独特の香りや味を受け付けない人もいるだろう。
『なんで好き好んで草を食べないといけないのか!?』という人もいるだろう。
だが歳を重ねる毎に味覚は変化しているのだ。
実は好きな味に変わっていたなんて事は人生の損失でしかない。
挑戦する心。
それがブロガーにとって大事なんじゃないのかい?適当に言ってみただけだけど。
まさか『みょうが美味しいよみょうが』だけの記事にするつもりが長々となってしまいました。
みょうがに対する愛がそうさせたのでしょう。
決してネタが思いつかなかった訳では無いと添えて終わりにしたいと思います。
それでは
ん~!良い人生を!