犬嫌いでした。
そう。
でした。
今は、犬は、いや、飼い犬は好きです。
そんな犬嫌いだった僕が、犬を好きになるまでの流れを書き残そうと思う。
- 別に、人生が劇的に豊かになるとか、そんなんじゃない。
- 飼わないと絶対にダメな訳じゃない。
- 手間も時間も奪われるけど、想像以上に愛しく思えたから綴る。
犬が嫌いで、飼うことを「反対」しているお父さんの説得材料にでもして欲しい。
迎え入れたのは1年前も前。
飼う事に反対し続けた。
けど。
僕(お父さん)以外は、全員動物好きで。
1:根気よく説得され続けた。(オススメ)
- 休日には、ペットコーナーで『カワイイ~』を連呼されて。
- この犬種は、毛が抜けにくいって。
- この犬種は、匂いが少ないって。
定期的に、忘れた頃に「怒涛の」飼いたいアピールをされ続けた。
嫌だったかと言われると、超絶的に嫌で。
最終的には、ホームセンターに連れてって=犬見に行こうが、同義だったと思う。
ただ、見たから『良いよ!』ってなる訳もないのは、強くお伝えしておく。
犬嫌いだった僕が、『飼えよ・・・俺の気が変わらないうちに・・・!』となったのは、別の理由。
2:約束事を決める。(オススメ)
- 僕は「一切の面倒」を見ない。
- それについて「一切の不満」を受け付けない。
- もし、それで家族が不仲になるのなら、犬を手放す。
これについては、正直「賛否両論」あると思うけど、犬嫌いが家主の家に犬を迎え入れるのだ、命を軽々しく迎え入れるべきではないと思うのは、犬嫌いだからこそ。
中途半端な「覚悟」で、『飼いたい!飼いたい!』と叫ぶのは、無責任だ。
加えて。
飼う事によって「発生」する費用の明示は絶対にしておいた方が良い。
- 犬を飼う事で、我が子の取り分が減る事はあってはならない。
本当に「今の」収入で、犬を飼う余裕があるかどうかは、飼う前に確認して欲しい。
収入に対しての支出は、夫婦で共有すべきだと思う。
もし、あなたが子供なら、お母さんに相談してみて欲しい。
そして。
迎え入れるのなら、役割分担は必須。
3:役割分担を決める(オススメ)
我が家は4人家族。
- 妻が全般的なお世話。
- 長女は全般的な補佐。
- 長男は全力で遊ぶ。
今となっては「なあなあ」になってしまっているけど、初めに役割を決めることで、『お父さんは関わらなくても良いんだな?』と、思わされました。
たった1枚の「手書き」の役割分担表でも、説得力は増します。
ここまで「具体的」に話を進められると、心は揺らいできて。
とどめをさされたのが、こちら。
4:犬種(人による)
犬嫌いのお父さんが星の数だけ居るように、犬を嫌いな理由も人によって違います。
そもそもアレルギーがある等の「身体的」な理由なら、諦めましょう。
お父さんかわいそうです。
僕が犬を嫌いになった1番の理由は、昔、噛まれたことで。
- 噛まない犬
- 吠えない犬
- じゃれついてきても余裕で耐えれる大きさ
- オマケで匂いが少ない犬
最低条件をお伝えしました。
具体的に話が進み、心が揺らいでた時に『どんな犬なら大丈夫?』と聞かれた時にはすでに、妻の術中にハマっていたと思います。
最低条件を「クリア」する、すぐさま条件に「合う」犬種を探し出し、連れていかれました。
恐らく、一貫した「行動力」が、『飼えよ・・・俺の気が変わらないうちに・・・!』に繋がったと思います。
『本気で飼いたいんだな・・・。』って全力で伝わってきたことだと。
これが、犬嫌いのお父さんが、『良いよ・・・。』というまでの流れです。
完全なる「一例」ですが、一貫した思いを行動に変えることで、人の心は動かせる実例です。
全てのお父さんに通用するわけではないけど、犬を飼う事を渋っているくらいのお父さんになら、通用する「かも」しれない。
そんな訳で、僕「以外」の家族の団結により犬を我が家に迎え入れて1年。
気が付けば「家族の一員」になっています。
やってきてしまえば、慣れるのは驚くほど速くて。
- やってきて2,3日は、近寄ることも出来ず、僕が居る時はゲージの中だったのに。
- 1週間も経てば、ゲージの上から触る事に成功して。
- 2週間も経てば、ゲージを閉じたままならトイレシートの交換が出来て。
- 3週間も経てば、リビングに居ることが普通になって。
- 1ヵ月も経てば、一通りの世話が出来るようになって。
3ヵ月も経てば、居ない方が不安になるなんて思ってもみなくて。
1年も経てば、僕の居場所を「奪って」寝ていても許している。
今まで反対していたのが馬鹿らしく思えるほど可愛くて。
- 血が出るまで噛まれた事があったけど。
- それは、遊んでいたおもちゃを取り上げたからで。
- 人にとっては、噛んで遊んではいけない本でも。
- 犬にとっては、自分で見つけた宝物で。
- 気付かされることの方が多く、自分自身も成長させられて。
妄想力が豊かな僕は、居なくなった時の事を想像して、勝手に涙を流している。
- だから、犬嫌いなんかさっさと辞めて飼ってみれば良いなんて事は、言いたくなくて。
『犬が居る生活も悪いものじゃないよ!』って言いたい。
そもそも「一生」手はかかるし。
- トイレを覚えさせるまでは、てんやわんやだったし。
- 嘔吐した時にかかりつけの病院が休みだった時には、「犬 食べさせてはいけないもの」を果てしなく検索したり。
- 下痢が長引いた時には、毎日の便をチェックしてたし。
- 「予防注射」の文字を見て、『あっ。万飛んだ・・・。』って心も財布も痛めて。
色々あり過ぎるけど、子供たちが『癒し・・・!』と言いながら抱っこしている姿を見るだけでも、お釣りがくる。
『犬カワイイよ!イッヌ!!!』
犬嫌いから、ここまで「激変」したお父さんが居る。
それが僕で。
『犬を飼いたいけど、お父さんが犬嫌いで反対してるから・・・。』という理由で飼えないのなら。
本気で「飼いたい!」と願うのならば。
思いを行動に変えてみてはいかがだろうか?
もしかしたら「ワンチャン」あるかもしれない。
犬。カワイイ。
でも。
どの犬でも良かった訳ではないと思います。
我が家に来た犬は、トイプードルのメスで。
- あまり噛まない(甘噛みはする・威嚇してる時に手を出すと当たり前に噛む)
- 滅多に吠えない(寂しい時はギャン吠え)
- じゃれついてきても余裕で耐えれる大きさ(トイプーにしては大きめ)
- 匂いが少ない(控えめ)
- 抜け毛「ほぼ」無し。
僕の条件にピッタリで、非常に飼いやすい犬だと思います。
大人しく抱っこ「させてくれる」のも、愛着が湧きやすかったですし。
だから犬嫌いのお父さんには、小さなトイプードルのメスを軸に説得してみると、ワンチャンが生まれる「かも」しれない。
あなたの思いが届きますように。
それでは
ん~!良い人生を!